ヤンゴン-ホーチミン-ヤンゴンを渡り歩いた、マレーシア(KL)に在住の会社員Aさんに聞いてみた。
マレーシアってどんな国?
マレーシアは、なんと14年連続で日本人が一番住みたい国ナンバーワンを続けていて、いざ赴任してみると、様々な経験をしたそうです。
今回は、Aさんが半年以上マレーシアで暮らして肌で感じたマレーシアの良いところ(メリット)、悪いところ(デメリット)を、それぞれ簡単にまとめて書いていきます。
駐在員がマレーシアに住んで感じたメリット
まず、マレーシア人(マレー人ということが多いです)の天真爛漫な明るさと、自由闊達さについていつも、ほのぼのとしてる。
マレーシアは、ASEAN諸国の中でも英語が通じる国としても知られており、たいていのマレー人は英語を上手に使いこなすので、英語が出来れば問題なし。
Aさんは現地生活で、買い物をしたり、道をたずねたり、困ったことなどがあって相談したりする時も簡単な英語で会話ができれば、たいていのことは通じるので、問題ないとの事。
さらにマレーシア人は親身になって一緒に考えたり、アドバイスをくれたり、優しい文化がある。
これが例えばホーチミン(ベトナム)だと、ほぼ英語が通じないうえ、非常にコミュニケーションに困る事が多い。
マレーシアでは、誰もが素晴らしい笑顔で接してくれて、そのスマイルもマレー人の特長、とても心がやすらぐ国。

マレーシアは、あらゆるインフラが整備され生活に何ら不便を感じることは、ほとんどない。
買い物も、車や電車での移動も全く問題なく、車通勤でも特にKLの道路は、ほとんど信号がなくワンウェイなので、日本のように信号待ちでイライラすることもない。
更に日本と同じ右ハンドル・左通行なので、ストレスにもならない。
マレーシアは日本よりも物価が安いので、休日のショッピングで見られる光景で、日本の老夫婦が楽しそうに買い物をしている姿をよく見かける。
リタイア後の10年ビザを利用して、第二の人生をエンジョイされている姿は、とても微笑ましい光景だ。
マレーシアに住んで感じたデメリット
反対に、暮らしてわかった問題点もある。
マレー人の特性について、明るくて自由でフレンドリーな反面、彼らはとても時間にルーズ。これは、他のASEAN諸国でも同様に見られる傾向だが、日本人と違い多少の時間の遅れなどはあまり気にしない事が普通である。本当は日本人が真面目過ぎなのかもしれない。
マレー人は勤労意欲が低い、これはアジアでは当たり前のことのようだ。
日本人のように根をつめて丁寧に、正確に仕事をするという習慣は無く、何かトラブルや不都合があっても、「何か?」といった感じで、平然としているようだ。
マレーシアではよく「チェンジニア」という言葉を使うが、例えば機械や道具が「壊れたら直せばいい」という文化。
日本人は、エアコンなども念入りにメンテナンスし、「まずは壊れる前に予防」と考え対応するが、マレー人は「壊れたら直すよ。高い日本製?いらないよ。安いローカルを交換すれば充分」というスタンス。
まあ、お国柄、文化といってしまえばそれまでだが、日本製の機器を製造・販売している企業などにとっては、頭の痛い問題。
ただその文化のニーズに合わせる事も大切な事だ。
まとめ
Aさんのマレーシアに住んで感じたメリットとデメリットについて、これはあくまでその一端に過ぎませんが、まだまだ気になる点はたくさんあるそうだ。
Aさん曰く、どこに住んでも「住めば都」。
マレーシアはインフラも整い、暮らしやすい国であることは間違いないので、こうしたメリットとデメリットを理解した上で、第2の人生として充実したマレーシアライフを考えてみてはいかがでしょう。


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